神戸市が進める「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」が、2026年6月に本格着工しました。本プロジェクトは、老朽化した市役所本庁舎2号館を建て替え、市庁舎機能に加え、オフィス・商業施設・国際級ホテルを備えた大規模複合施設として再整備するもので、神戸都心再生を象徴する大型プロジェクトとして注目されています。
新たな建物は**地下2階・地上29階、高さ約135メートル、延床面積約77,000㎡**の規模となり、三宮エリアとウォーターフロントエリアを結ぶ結節点として、神戸市の新たな交流・ビジネス拠点を担うことが期待されています。建物には行政機能のほか、ハイグレードオフィス、商業施設、市民利用空間、屋上庭園などが整備され、昼夜を問わず多くの人が集う都市空間が形成される計画です。
今回の発表で特に大きな話題となっているのが、ヒルトングループのラグジュアリーブランド**「コンラッド神戸(Conrad Kobe)」**の開業決定です。「コンラッド」は世界の主要都市に展開する高級ホテルブランドで、兵庫県への進出は今回が初めてとなります。ホテルは建物4階および20~28階に配置され、約136室の客室のほか、レストラン、ラウンジ、約500㎡のボールルーム、各種会議室などを備え、国内外の観光客やビジネス利用者を迎える国際水準のホテルとなる予定です。開業は2030年を予定しています。
本事業は、オリックス不動産を代表企業とし、阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産の7社によるコンソーシアムが神戸市と連携して推進しています。設計は竹中工務店・日建設計による共同体、施工は竹中工務店が担当します。また、環境性能についてもCASBEE神戸SランクやZEB-Oriented相当の認証取得を目指すなど、環境配慮型の最新オフィスビルとして整備されます。
工事は2026年6月に本格着工し、2029年9月の竣工を予定。その後、施設ごとに順次供用が開始され、「コンラッド神戸」は2030年の開業を予定しています。ちょうど神戸空港の国際化やウォーターフロント再開発の進展と時期が重なることから、神戸市は国内外からの観光・ビジネス需要の拡大を見据え、都心全体のさらなる活性化につなげたい考えです。
不動産市場への期待
神戸市では「三宮再整備」を中心に、大規模再開発が着実に進んでいます。今回の神戸市役所本庁舎2号館再整備は、その中核を担うプロジェクトの一つであり、オフィス需要や宿泊需要の拡大、商業施設の充実による都市機能の向上が期待されています。
さらに、神戸空港の国際化やウォーターフロント開発との相乗効果により、三宮・旧居留地・京町筋周辺を中心としたエリアでは、中長期的な不動産価値や投資魅力の向上にも注目が集まっています。今後も神戸市都心部の再開発の進捗から目が離せません。









