不動産調査会社・東京カンテイは2026年7月1日、「新築・中古マンションのランニングコスト(管理費・修繕積立金)に関する調査レポート(2025年)」を公表しました。
調査では、専有面積70㎡に換算した月額ランニングコストについて、近畿圏の中古マンションでは築3年で月額17,887円(管理費11,455円・修繕積立金6,432円)だったものが、築20年では23,086円(管理費9,467円・修繕積立金13,619円)となり、約5,200円(約29%)増加しています。
大阪府でも、築3年では18,330円だったランニングコストが、築20年では23,111円となり、修繕積立金は6,458円から13,638円へと2倍以上に増加しています。一方、管理費は比較的横ばいで推移しており、ランニングコスト上昇の主な要因が修繕積立金の増額であることが分かります。
兵庫県においても同様の傾向が見られ、築3年では17,071円だったランニングコストが、築20年には23,541円まで上昇しています。
マンションでは、建物の経年劣化に対応するため、大規模修繕工事に備えた修繕積立金が段階的に引き上げられるケースが少なくありません。近年は建築資材価格や人件費の上昇も重なり、将来的な維持管理費の増加が全国的な課題となっています。
マンションを購入する際は、物件価格や住宅ローンだけでなく、毎月必要となる管理費・修繕積立金を含めた「総所有コスト」を確認することが重要です。特に中古マンションでは、長期修繕計画や修繕積立金の改定予定、管理組合の運営状況なども資産価値や将来の負担に大きく影響します。
※数値は東京カンテイ「新築・中古マンションのランニングコストに関する調査レポート(2025年)」の近畿圏・大阪府・兵庫県(専有面積70㎡換算)のデータを基にしています。









