西宮市で、JR西宮駅・阪神西宮駅周辺から甲子園口にかけて、複数の大規模なまちづくりが同時に進んでいます。
特に注目されるのが、JR西宮駅と甲子園口駅の間にある大規模な工場跡地です。
西宮市津門飯田町・甲子園口6丁目周辺では、森永乳業近畿工場、ニッカウヰスキー西宮工場、アサヒビール西宮東配送センターなどが相次いで操業を停止。これらを含む約12ヘクタールの土地について、西宮市、大和ハウス工業、JR西日本が連携し、新たなまちづくりを検討しています。
このエリアはJR西宮駅と甲子園口駅のほぼ中間に位置し、両駅の駅間距離は約2.5km。現在、この区間に**JRの新駅を設置することも検討されています。**ただし、現時点では新駅の設置は決定しておらず、今後、利用者数の試算などを行いながら実現可能性を検討していく段階です。
工場跡地のまちづくりでは、新駅だけでなく、緑豊かな「シンボル広場」を中心として、住宅、商業、業務、文化、教育、医療・福祉など、多様な都市機能を導入する構想が示されています。また、JR線を南北に安全に横断できる歩行者動線の整備なども検討されています。
一方、JR西宮駅南西地区では市街地再開発事業が進行しており、西宮市は2027年7月の竣工を目指しています。駅周辺に新たな都市機能を導入し、賑わいのある都市空間を形成する計画です。
さらに阪神西宮駅北側でも、2026年1月に土地区画整理事業の施行が認可され、駅前空間の再整備が進められています。公共施設の再編や新中央図書館の移転整備なども計画されており、阪神西宮駅周辺も今後大きく姿を変えることが予想されます。
つまり現在の西宮では、
「JR西宮駅周辺」
「阪神西宮駅周辺」
「JR西宮~甲子園口間の大規模工場跡地」
という複数のエリアで、同時並行的に都市機能の更新が進んでいます。
特に約12ヘクタールという大規模な工場跡地に新たな都市拠点が形成され、さらに将来的にJR新駅が実現すれば、JR西宮駅から甲子園口、そして阪急西宮北口駅周辺までを含めた人の流れや商業動線にも変化が生じる可能性があります。
西宮市は、これまでも「住みたい街」として高い人気を維持してきましたが、今回の一連の再開発は、単なる駅前整備にとどまらず、西宮市南部の都市構造そのものを変える可能性を持った大規模なまちづくりと言えそうです。
今後、新駅の実現可能性や工場跡地の具体的な土地利用計画が明らかになるにつれて、周辺の住宅・商業地の不動産市場にも影響が及ぶことが考えられます。









